結婚相談所 / 入会から退会までを契約で追う
結婚相談所の流れ——各段階で「契約上なに」が起きているか

[広告]この記事にはアフィリエイト広告を含みます。 リンク経由で資料請求やカウンセリングの申込み、入会などがあった場合、運営者に報酬が発生します。
- ゼクシィ縁結びエージェントの会員規約の原文(条番号つき。2026年8月4日取得。同サービスは2026年6月30日に終了しています)
- ツヴァイの休会制度の公表条件(同日)
- 特定商取引法および同施行令の条文(e-Gov法令APIの原文XML)
- 「結婚相談所 流れ」の検索結果8枠が、それぞれ誰のサイトか(同日)
- 入会・面談・お見合いの一次体験(編集部は経験していません)
- 規約を公開していない会社の休会条件(後述のとおり大半が非公開)
- 担当者の対応やサポートの質
「結婚相談所の流れ」で出てくる図は、どれもよく似ています。資料請求 → 面談 → 入会 → お見合い → 交際 → 成婚。サービスとしての流れは、それで合っています。 ただ、同じ矢印の下で、契約はまったく別の動き方をしています。
止められる期間が閉じる日があり、違約金の上限が切り替わる線があり、申請しそこねると1か月ぶん多く払う締切がある。どれも、あの図には描かれていません。
無条件でやめられる期間
提供済みの対価+2万円が上限
調べた2社とも同じ日
先に前提を1つ。ここで挙げる条文が働くのは、契約の期間が2月を超え、かつ金額が5万円を超える場合です(法41条1項1号、施行令24条)。短期・低額のプランは、この章の外に出ます。
01この検索結果は、誰が書いたもので埋まっているか
2026年8月4日、「結婚相談所 流れ」の検索結果の上位8枠を、1つずつ開いて運営者を確認しました。
| 枠 | 運営しているのは誰か | 件数 |
|---|---|---|
| 1 | 結婚相談所そのもの、またはその連盟 | 6 |
| 2 | 質問投稿サイト | 1 |
| 3 | 個人の投稿 | 1 |
(2026年8月4日、編集部が各URLを開いて分類。この1回の取得での事実です。 検索結果は人と時期で変わります)
相談所が書く「流れ」は、入会後のサービスの説明として正確です。ただ、そこに「この時点でやめると、いくら残るのか」を書く動機はありません。 同じ構造はトラブルの記事と離婚率の記事でも見ています。この検索語では、それが3件目でした。
サービスの流れと、契約の流れは、同じ矢印の上を別の速さで進みます。
02資料請求 —— まだ契約は始まっていない
Webのフォームから請求して届く資料は、法律が定める書面ではありません。 特定商取引法が交付を義務づけている「概要書面」は、契約を結ぼうとする段階で渡されるものです(法42条1項)。パンフレットはその前段にある広告物で、別のものです。
この段階で効いている条文は1つだけ。誇大広告等の禁止(法43条)です。著しく事実と違う表示、著しく優良・有利だと誤認させる表示を禁じています。「著しく」がどこからかは、条文には書かれていません。
請求したあとに来る電話に、どの条文が働くのか(そして働かないのか)は、別の記事で条文から切り分けました。
→ 結婚相談所の資料請求のあとに何が起きるか——法律と送客の仕組みから
03面談 —— ここから条文が働き始める
無料カウンセリングや初回面談の席は、法律の言葉では勧誘の場です。ここから、事業者の側に禁止事項がかかります。
| 条文 | 禁じていること |
|---|---|
| 法44条1項 | 事実でないことを告げる(対象は8号まで列挙。三号=支払う金銭の額、六号=解除に関する事項を含む) |
| 法44条2項 | 故意に事実を告げない |
| 法44条3項 | 威迫して困惑させる |
会員数も、料金の総額も、やめ方も、ここで聞いたことが違えば条文の話になります。 逆に言えば、聞かなかったことは記録に残りません。面談で確かめる質問は、選び方の記事と成婚率の記事にまとめてあります。
なお、申込みも契約もしていない段階なら、まだ1円も払う義務は生じていません。 義務が出てくるのは契約を結んでからです。ただし「面談」という名前でも、その場で申込書に記入すれば契約の段です。 呼び名ではなく、何に署名したかで決まります。
04入会条件と審査 —— 契約の前に落ちることがあります
面談まで進んでも、そこで終わることがあります。入会条件を満たさなければ、契約に進みません。
この条件を決めているのは、法律ではありません。 特定商取引法と同施行令の全文を検索したところ、「入会」「会員資格」「性別」はいずれも0件でした(2026年8月13日確認)。誰を入会させるかは、条文の守備範囲の外にあります。 だから会社ごとに割れます。
男性だけに収入の要件を置く会社があります
5社の公式ページを開いたところ、料金表に男女で額を分けた記載は0件でした。かわりに、入会条件のほうに差がありました。
| 会社 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| ツヴァイ | 18歳以上 + 一定収入のある仕事 | 18歳以上 |
| エン婚活エージェント | 定職・安定した収入(男性の場合のみ) | その条件は無し |
| スマリッジ | 定職・一定の安定した収入 | 必須ではない |
(各社の公式ページ。2026年8月13日に編集部が確認)
そのぶん年収の証明が要る人と、要らない人が出ます。 エン婚活エージェントは年収証明書について「男性は必須、女性は収入のある方のみ」と書いています。詳しくは費用の男女差を扱った記事にまとめました。
必要書類は、独身証明書だけではありません
入会審査で出すものは、おおむね4種類です。本人確認書類・独身証明書・収入証明書・学歴証明書。 職業によっては資格証明書も加わります。
スマリッジは学歴証明書を「高専、短大卒以上必須」と書いています。 収入の要件が男性だけなのに対して、学歴の要件は男女に等しくかかっています。同じ会社の中でも、条件の付き方は項目ごとに違います。
このうち独身証明書だけは、発行元が会社でも学校でもなく市区町村です。取り方と有効期限は自治体と相談所で条件が割れるので、独身証明書の取り方に分けました。47自治体の手数料と、5社が求める期限を並べてあります。
そして、条件を満たさなければ登録を断られることがあります。スマリッジは入会資格の末尾に、当社の定める条件を満たさない場合は登録希望者の登録を拒否する場合がある、と書いています。面談は入会の確約ではありません。
05契約 —— 2種類の書面と、8日の起点
ここが、この記事でいちばん重要な段です。受け取る書面は2種類あります。 かならず紙とは限りません。あなたが承諾した場合に限り、事業者は書面の交付に代えて電磁的方法で提供でき、その場合は書面を交付したものとみなされます(法42条4項)。2種類あるという点も、8日の数え始めも、そこは変わりません。
| 書面 | いつ | 条文 |
|---|---|---|
| 概要書面 | 契約を結ぼうとするとき(契約前) | 法42条1項 |
| 契約書面 | 契約を結んだとき、遅滞なく | 法42条2項 |
8日を数え始めるのは、契約書面を受け取った日です。 概要書面ではありません(法48条1項)。同じ日に両方渡されることもありますが、別々なら起点は後のほうです。
そしてこの8日は、書面を発した時に効力が生じます(法48条3項)。到達ではありません。8日目に投函すれば、相手に届くのが9日目でも間に合う。この発信主義は、期限が迫ったときに効きます。
契約書面に書かれているべき7項目
法42条2項は、契約書面に記載すべき事項を七号まで列挙しています。会社ごとの書式は違っても、ここに挙がっている項目は、条文が「書け」と命じているものです。
| 号 | 記載すべき事項 |
|---|---|
| 一 | 役務の内容(主務省令で定める事項)と、購入する必要のある商品があればその商品名 |
| 二 | 役務の対価その他、支払わなければならない金銭の額 |
| 三 | その支払いの時期と方法 |
| 四 | 役務の提供期間 |
| 五 | クーリング・オフ(法48条1項)に関する事項 |
| 六 | 中途解約(法49条1項)に関する事項 |
| 七 | そのほか主務省令で定める事項 |
(各号は要約しています。原文の見出し語は保ちました)
渡された書面を数分で確かめるなら、四号・五号・六号が先です。 提供期間が2月を超えているか(この章が働く要件)、8日のクーリング・オフがどう書かれているか、中途解約の条件がどうなっているか。探して見つからないなら、それ自体が問題です。
そのうえで二号。支払う金銭の額です。 ここに書かれていない費用が後から出てきたら、まずこの書面の記載義務(法42条2項)の話です。そのうえで、勧誘のときに事実と違うことを告げられていた、あるいはわざと言われていなかったという事情があれば、44条の話にもなります。
解約の計算と、上限が働かなくなる例外は、1本の記事に分けてあります。
→ 結婚相談所の退会費用——途中でやめるときの違約金の上限を、条文から計算する
06活動開始 —— 違約金の上限が切り替わる線
8日を過ぎたあとも、中途解約はできます(法49条1項)。ただし上限額が、サービスが始まったかどうかで変わります。
| 事業者が請求できる額の上限 | 条文 | |
|---|---|---|
| 提供開始前 | 3万円 | 法49条2項2号 |
| 提供開始後 | 提供済みの対価 +(2万円 または 契約残額の20% の低いほう) | 法49条2項1号 |
「提供開始」がいつかは、契約書面と実際の運用で決まります。プロフィールの登録が済んだ時点か、システムが使えるようになった時点か。この線をまたぐ前と後で、請求できる額の根拠条文そのものが変わります。
計算して分かることが1つあります。2万円と契約残額の20%を比べて低いほうなので、20%が2万円に届くのは残額10万円のとき。 つまり契約残額が10万円を超えると、この部分は一律2万円で頭打ちになります。 残り30万でも50万でも2万円です。
ただし、この上限そのものが働かない契約があります。 割賦販売により提供・販売されるものについては、法49条2項・4項・6項が適用されません(法50条2項)。
「割賦販売」は条文の言葉で、日常語の「分割払い」と同じではありません。 支払回数を分ける申込書に何と書いてあるかは、契約の前に見る値打ちがあります。
お見合いのあと ── プレ交際と真剣交際
活動が始まると、相談所の側の言葉が増えます。お見合い、プレ交際、真剣交際、成婚。この並びは、IBJが自社の白書で定義しています。
IBJにおける結婚相談所の活動ステップは、「お相手探し→お見合い → プレ交際 → 真剣交際 → 成婚(婚約) → 成婚退会」という流れで進みます。このうち、プレ交際の段階では一人に絞る必要はなく、複数人と同時進行が可能である点が特徴です。
(IBJ「成婚白書 2024年度版」17ページ。2026年8月17日、編集部が確認)
プレ交際を「仮交際」と呼ぶ会社もあります。 呼び名は違っても、置かれている位置は同じです。複数の人と同時に会っていい期間と、1人に絞ったあとの期間を、言葉で分けている。
その仮交際に何人と進むのかも、同じ白書に数字があります。成婚した人と、成婚せずに退会した人の中央値を並べたものです。
| お見合い数 | 交際数(プレ交際に進んだ数) | 在籍日数 | |
|---|---|---|---|
| 成婚した男性 | 12 | 5 | 305日 |
| 退会した男性 | 3 | 1 | 465日 |
| 成婚した女性 | 10 | 4 | 246日 |
| 退会した女性 | 4 | 1 | 411日 |
(IBJ「成婚白書 2024年度版」16ページ 図2_3の中央値。2026年8月14日、編集部が紙面で確認。白書は「IBJの結婚相談所で成婚退会された15,374名のデータ」と範囲を自分で断っています)
成婚した側は4〜5人と仮交際し、退会した側は1人です。 在籍日数は逆で、退会した人のほうが長く在籍しています。長くいたかどうかではなく、何人と会ったかのほうに差が出ている、という並びです。 ただしこれは連盟の中で数えた中央値で、他社や婚活全体の傾向ではありません。
同じ白書の18ページに、実際の数も出ています。成婚した人は全年代で10〜14回のお見合いをして、そのうち4〜6人と交際しています(いずれも中央値)。お見合いから交際へ進む割合は約40%です。 こうした数字が何を数えたものかは、成婚率の記事で分けました。
呼び名は増えても、契約は動きません
ここで05節の表に戻ってください。契約書面に書けと法律が求めている7つのなかに、交際の段階はありません。 プレ交際も真剣交際も、特定商取引法の条文には出てこない言葉です。
六号が挙げているのは中途解約(法49条1項)に関する事項——つまりやめる権利のほうです。 会社が付けた交際の呼び名ではなく、こちらが書面に載ります。
ですから、真剣交際に入っても、契約の側では何も起きません。 中途解約はそれまでと同じようにできます。相手を1人に絞ったことと、やめられるかどうかは、別の話です。
契約が動く線は、その先にあります。成婚です。 ここで成婚料が発生する会社があり、その額には中途解約の上限が働きません。そして「成婚」が何を指すかは、会社ごとに違います。
→ 結婚相談所の成婚率——分子・分母・期間が会社ごとに違う数字の読み方
07休みたくなったとき —— 前月20日で締まる
仕事が立て込んだ、体調を崩した、少し疲れた。活動を止めたいが退会はしたくない、という段があります。ここは条文の外で、各社の規約が決めています。
公式の一次資料で条件を確認できた2社を並べます。ただし片方は、もう入れません。 ゼクシィ縁結びエージェントは2026年6月30日でサービスを終了しています(倒産・廃業の記事で扱いました)。ここに残しているのは、結婚相談所の規約が実際にどう書かれているかの実例としてです。これから入る先の条件ではありません。
| ゼクシィ縁結びエージェント (2026年6月30日終了) | ツヴァイ | |
|---|---|---|
| 休会中の費用 | 1,100円(税込・プランにかかわらず) | 1,650円(税込・運営費) |
| 申請期限 | 前月20日まで | 前月1日〜20日(21日〜月末は翌月からの申請不可) |
| 期間の上限 | 規約の当該条から編集部は確認できず | 1回最大1か月・年間最大6か月 |
| 会員期間 | 同上 | 休止した月数分、延長される |
| 休会できない場合 | 交際中/ファーストコンタクト成立中/ファーストアプローチ中で返事待ち | 編集部は確認できず |
(ゼクシィは会員規約 第7条の原文、ツヴァイは公式サイトの記載。いずれも2026年8月4日に編集部が確認。ゼクシィのサービスは同年6月30日に終了しており、規約ページだけが残っている状態で取得したものです)
2社とも「前月20日」でした。 終了した1社と、今も動いている1社が、同じ日で締まっていたことになります。21日に思い立っても、その翌月は休めない。月の後半に決断すると、1か月ぶんの月会費がそのまま乗ります。
もう1つ、ゼクシィの規約には見落としやすい条件があります。交際中は休会できません。 ファーストコンタクトが成立している場合も、アプローチ中で返事待ちの場合も同じです(第7条)。「相手がいるあいだは止められない」という設計になっています。
ここで注意を1つ。この2社の条件を「業界の相場」として読まないでください。 会員規約をウェブで全文公開している会社は、編集部が調べた7社のうち1社(ゼクシィ)だけでした。ツヴァイは会員規約ではなく、公式サイトの案内に休会の条件を出しています。 残る5社は、休会の条件そのものを公開ページで確認できませんでした。比べられる相手が、そもそもほとんど存在しません。
08やめるとき —— 自分から終わらせる道は2つ
会員の側から見た終わり方は、大きく2つです。 成婚して退会するか、途中でやめるか。契約としては、前者は目的を達しての終了、後者は法49条1項の解除にあたります。このほかに、契約期間が満了して終わる場合と、事業者の側から解除・登録抹消される場合があります。 引用している規約自身が、その2つを終了事由に挙げています。
途中でやめる場合に、上限とは別に発生しうる費用があります。ゼクシィの規約——前節のとおり、終了したサービスのものです——から、条番号つきで3つ拾えました。
| 条 | 内容 |
|---|---|
| 第11条4項 | 規約所定の業務の提供が完了している場合、入会金相当額の33,000円(税込)を請求 |
| 第12条 | 月の途中で中途解約しても、当月分の月会費の日割り計算での精算はできない |
| 第24条1項 | 成立したファーストコンタクトを当日キャンセルすると5,000円(不課税)の違約金 |
(ゼクシィ縁結びエージェント会員規約。2026年8月4日、編集部が原文で確認。サービスは2026年6月30日に終了しています)
日割りができないという1行には、続きがあります。 同じ規約の第11条2項が、退会を希望する月の当月20日までに申請することを求めています。 21日を過ぎると、その月では退会できません。日割りも無いので、月会費を1か月ぶん余計に払うことになります。 月初に申し出ても20日に申し出ても同額ですが、20日を過ぎた時点で、同額では済まなくなります。
成婚退会のほうは、契約が正常に終わる場所です。そのあと結婚生活で何が起きるかは、相談所との契約の外側になります。 各社が公表している「離婚率」という数字がどこまで何を言えているかは、別に調べました。
→ 結婚相談所の離婚率——国の統計に「相談所経由」という区分はない
09成婚退会のあと——「成婚」は婚約で、入籍ではありません
この記事の終点は退会ですが、お金の話はもう少し先まで続きます。
IBJは、加盟相談所の「成婚」をこう定義しています。
IBJの加盟相談所では、すべて『成婚=婚約』と定義しております。
(IBJ「日本結婚相談所連盟 よくある質問」。2026年8月14日、編集部が画面で確認)
入籍ではありません。 婚約の段階で退会し、成婚料を払います。ということは、そのあと破談になることは制度上ありえます。
この成婚後の扱い——誰に、いつ、いくら発生し、婚約が壊れたらどうなるのか——は成婚料の記事に分けました。連盟が公表している4つの発生条件も、そちらにあります。
そのとき成婚料が戻るのか。編集部が確認した範囲では、返金の規定を見つけられませんでした。 IBJメンバーズは成婚料をこう説明しています。
成婚料とは、成婚退会をする際にお客様より一律で頂く費用で、必ず必要となります。
(IBJメンバーズ「よくある質問」。2026年8月14日確認。同じFAQと料金ページに、成婚退会後の破局時の返金についての記載は見つかりませんでした。 無いことの証明はできないので、「見つけられなかった」とだけ書きます)
もう1つ。退会したら終わり、とも限りません。 IBJが公表している成婚料の発生条件は4つあります。
下記4つのいずれに該当された場合は成婚料が発生します。①婚前交渉 ②結婚の口約束、同居、同棲した場合(短期間や宿泊・宿泊を伴う旅行も含む)③交際期間が6ヶ月を経過した場合(基準日は、お見合いをした日からとします)④退会後、過去に結婚相談所を通じてお見合いした方と結婚した場合
(IBJ「日本結婚相談所連盟 よくある質問」。2026年8月14日確認)
④が効きます。 退会したあとで、相談所を通じて会った相手と結婚した場合にも成婚料が発生する、と書かれています。「やめてから2人で決めれば払わなくていい」とはなっていません。
③も読んでおくところです。交際が6ヶ月を過ぎると、婚約していなくても成婚とみなされます。 IBJは交際期間を原則3ヶ月とし、延長して通算6ヶ月を経過した場合も「成婚」とみなすとしています(同「お見合いと交際のルール&マナー」)。婚活で「3ヶ月ルール」と呼ばれているのは、この期間のことです。
金額の数え方も1つ確かめておきます。成婚料は1組あたりではなく、男女それぞれに発生します(IBJの解説ページ)。2人で1件ではなく、2件です。
ここまではIBJとその加盟相談所の話で、連盟に入っていない相談所の扱いは確認していません。 そもそも成婚料が0円の会社もあります。エン婚活エージェントは「お見合い料、成婚料は一切かかりません」と書いていて、この問題自体が起きません(比較表)。
よくある質問
入会から成婚まで、どれくらいの期間がかかりますか
当サイトは平均期間の数値を持っていません。 各社が公表している成婚までの期間は、分母となる「成婚」の定義が会社ごとに違うため、横に並べられません(成婚率の記事)。契約の側から言えるのは、契約期間そのものは契約書面に書いてあるということだけです。
8日を過ぎたら、もうやめられませんか
やめられます。法49条1項が、役務の提供期間中はいつでも将来に向かって解除できると定めています。変わるのは「やめられるか」ではなく「いくら請求されるか」です(06節)。
休会中もお見合いはできますか
ゼクシィ(2026年6月30日にサービス終了)の規約は、交際中・ファーストコンタクト成立中・返事待ちの状態では休会そのものを認めていません(第7条)。休会と活動は両立しない設計です。ツヴァイの休会中の可否について、編集部は原典を確認していません。
休会すれば、契約期間は延びますか
ツヴァイは休止した月数分だけ会員期間が延長されると公表しています。これが業界共通かどうかは分かりません。 他社については確認できていません。
途中でやめたら、払った入会金は戻りますか
ゼクシィ(2026年6月30日にサービス終了)の場合、規約所定の業務の提供が完了していれば入会金相当額33,000円が請求されます(第11条4項)。戻るかどうかではなく、その分は相手方が請求できる側に立つ、という構造です。他社の扱いは規約が非公開のため確認できていません。
最後に
この記事でやったのは、よく見る流れ図の上に、契約側の目盛りを重ねることだけです。契約書面を受け取った日から8日、サービス開始で上限の形が「3万円」から「提供済みの対価+2万円」に変わり、休会は前月20日で締まる。どれも、サービスの説明としては書かれない目盛りでした。
入会するかどうかの答えは、これでは出ません。出るのは、面談の席で契約書面のどこを見るかです。 提供開始をいつと書いているか、休会の条件が書いてあるか、日割りの扱いがどうなっているか。その3つは、契約書を渡された数分のあいだに確かめられます。
条件そのものを先に絞りたいなら、順番が逆でよかったということになります。
→ 結婚相談所の選び方——契約と料金の仕組みで絞る3つのチェック点
ここから下は広告のリンクです。 この記事に書いた条文は、リンク先の相談所にも、それ以外のどこにも同じように適用されます。
ただし07節・08節の実額は、ゼクシィとツヴァイの規約から取ったものです。リンク先の会社の条件ではありません。
押す前にもう1つ。この記事がリンクしている相談所には、店舗の無い地域があります。 公式サイトの店舗一覧に出ているのは16店で、全国ではありません。
どの県に店舗があるかの一覧と、報酬が発生する時点(申込みの瞬間ではなく、そのあと30日以内の本人確認や来店が条件になっていること)は、結婚相談所の選び方(契約条件で絞る)の広告の節に書いてあります。
編集部は、このカウンセリングを受けていません。
この記事が根拠にした原典
読者が開ける出典
| 内容 | 原典 | 確認の仕方 |
|---|---|---|
| 休会=前月20日まで/プランにかかわらず1,100円(税込)/交際中・ファーストコンタクト成立中・返事待ちは休会不可 | ゼクシィ縁結びエージェント 会員規約 第7条 | 原文を取得して引用。2026年8月4日、編集部が規約ページから取得 |
| 中途解約=所定の業務の提供が完了していれば入会金相当額33,000円(税込)を請求 | 同 第11条4項 | 同上 |
| 月会費の日割り精算はできない | 同 第12条 | 同上。原文を引用 |
| ファーストコンタクトの当日キャンセルは5,000円(不課税)の違約金 | 同 第24条1項 | 同上 |
| 休会中は運営費1,650円(税込)のみ/前月1日〜20日に申請(21日〜月末は翌月分を受付不可)/1回最大1か月・年間最大6か月/休止した月数分、会員期間が延長 | ツヴァイ 公式サイトの休会に関する記載 | 2026年8月4日、編集部が取得 |
| この章が働く要件(2月超・5万円超) | 特定商取引に関する法律 第41条1項1号/同施行令 第24条 | e-Gov法令APIの原文XML |
| 概要書面・契約書面の交付義務(2枚あること)/契約書面の記載事項 一号〜七号 | 同 第42条1項・2項 | e-Gov法令APIで第42条の原文を取得(2026年8月4日)。各号は要約。原文の見出し語を保っています |
| 誇大広告等の禁止 | 同 第43条 | 同上 |
| 不実告知の禁止と対象8号(三号=金銭の額、六号=解除に関する事項)/故意の事実不告知/威迫困惑 | 同 第44条1項・2項・3項 | 同上。各号は要約。原文の見出し語を保っています |
| 8日のクーリング・オフと、その起点が契約書面であること/発した時に効力 | 同 第48条1項・3項 | 同上 |
| 中途解約権/上限(開始前3万円・開始後は2万円か契約残額20%の低いほう)/割賦販売の適用除外 | 同 第49条1項・2項1号2号/第50条2項 | 同上(詳細は〈やめるとき〉の記事の出典一覧) |
| 「結婚相談所 流れ」の検索結果8枠の運営者の内訳(相談所・連盟6/質問投稿サイト1/個人1) | Google検索結果(2026年8月4日) | 編集部が各URLを開いて分類。この1回の取得での事実です。順位も内訳も、人と時期で変わります |
取れなかったもの(埋めていません)
- パートナーエージェントの休会費用。 公式サイトで金額を確認できませんでした。他所で見た数字を書くことはしていません
- ゼクシィの休会期間の上限と、会員期間の延長の有無。 第7条から編集部は読み取れませんでした
- ツヴァイの休会中にお見合いができるか、および交際中の休会可否。原典を確認していません
- 規約を公開していない5社の休会条件。 IBJメンバーズ・オーネット・エン婚活・フィオーレなどは会員規約の全文がサイト内に無く、比較の対象にできません(2026年8月2日の調査)
- 「提供開始」がいつかの一般的な線引き。 契約書面の記載と運用によるため、条文からは決まりません。06節はそこで止めています
- 成婚までの平均期間。 定義が会社ごとに違うため、当サイトは数値を持ちません
この記事は法令の条文と各社の公表資料に基づく一般的な整理であって、個別の事案についての法的助言ではありません。条文は特定商取引に関する法律(昭和51年法律第57号)および同施行令(昭和51年政令第295号)によります。各社の規約・料金は改定されることがあり、記載は2026年8月4日時点の取得内容です。実際の契約条件は、必ずご自身が受け取る契約書面でご確認ください。
確認の粒度をどう分けているか、書かないと決めているものは何か——当サイトの作り方は運営者情報にまとめています。